女優の白石聖さんの連ドラ初主演となるドラマ『恐怖新聞』(東海テレビ・フジテレビ系)。
29日、第1話が放送され、予想以上に詰め込まれたホラー演出に大きな歓声が寄せられました。
■ドラマ・恐怖新聞とは?
本作は、つのだじろうが描く往年の名作漫画『恐怖新聞』を原作に、「オトナの土ドラ史上、最も恐いドラマ」と銘打たれたホラー・サスペンス。映画『リング』で世界中を震撼させた中田秀夫氏が演出を、シリーズ構成を小説家の乙一氏が手掛ける恐怖の物語です。京都市内で念願の一人暮らしを始めた女子大生・小野田詩弦(白石聖)の元にある日、未来の不幸を予言する「恐怖新聞」が到着。
1日読むごとに100日ずつ寿命が縮まる恐怖新聞に翻弄され、追い詰められる彼女ですが、やがて呪われた未来を変えるため運命に抗い始めることに…。
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■原作よりは穏やかな配達方法
第1話は、詩弦が1人暮らしのマンションに引っ越した当日、怪しい作業員から渡された“契約書”にサインをしてしまうことからはじまります。1通目の新聞は彼女に荷物に紛れ込むという手法で到着しましたが、何かのいたずらだと思った詩弦は、特に気に掛けずスルーすることに。
そして念願の一人暮らし初日。詩弦がベッドで眠っていると、午前0時に部屋のドアを激しく乱打する音が。
原作では雨戸やガラスを突き破って新聞が飛んでくることを考えると、ドラマ版は比較的おだやかな配達方法ですね。
■ついに「死」を目撃
宅配サービスのアルバイトを始めた詩弦は、配達を終えて戻る途中に目の前で女子高生の自殺を目撃してしまいます。その形相は、なんと新聞に描かれていたイラストと全く同じ。女子高生は満面の笑みで飛び降り、おびただしい量の血を出しながら四肢を折れ曲げて死んでいきました。
「あの新聞の言う通りになった…」恐怖を覚えた彼女に元に、新しい新聞は容赦なく投げ込まれます。それは自身の父親が、自宅付近で何か棒状のようなものが貫通するという奇妙なもの。
■今回のパロ死は有名映画から2つ!
第1話で行われた「死の予言」は3つ。女子高生の自殺、ガス爆発で4人が死亡、そして詩弦の父親が自宅付近で死ぬ…と初回から盛りだくさん。中でも女子高生が妙な方向に四肢を折り曲げて死亡する様子は映画『女優霊』から、父親に長い棒が貫通して死亡するシーンは映画『オーメン』のオマージュであったりと、ホラー名作がふんだんに組み込まれた“パロディ死”に、視聴者からは「女優霊じゃねえか!!ww」「このシーンオーメンで見たぞ(笑)」といった歓声が数多く集まりました。また、今後はどの映画のシーンが取り入れられるのかワクワクしてしまうホラー映画ファンも相次いでいます。
想像以上の本格的ホラーが展開されたドラマ「恐怖新聞」。
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(文/fumumu編集部・AKO)