同期の結婚式、共に参列した妻と気まずい…(『それ自体が奇跡』第9話)

同期の結婚式、共に参列した妻と気まずい…(『それ自体が奇跡』第9話)
同期の結婚式、共に参列した妻と気まずい…(『それ自体が奇跡』第9話)

30歳、結婚3年目、共働き。
夫は本気のサッカーを目指し、妻は違う男に惹かれ始めた。
初めて訪れる危機を二人は乗り越えられるのか!?
夢を追うすべての男女に贈る、話題の小説「それ自体が奇跡」をゲキサカで特別公開!


「俊平くんは入社当初から食品部にいました。よく動く社員だなと感心して見ていたのを覚えています。よく動く。言われなくても動く、ということです。食品はその性質上、商品自体がよく動きます。缶詰などの賞味期限が長いものもありますが、短いもののほうが多いです。そうした商品をどうまわしていくか、どうさばいていくか。俊平くんは新入社員のときからそんなことを考えていました。わたしもよく質問を受けました。すぐには答えられないこともありました。そんなときは、調べて答を返すようにしました。今思えば有意義な時間でした。上司という立場ではありましたが、部下によって自分が鍛えられることもあるのだと知りました。その後、俊平くんは外商に出てしまいますが、そこでも持ち前の探求心を活かして大いに活躍したようです。わたしもおかげさまで部長となりまして、さあ、これからの食品部をどうするか、と考えたときに、頭に思い浮かんだのが俊平くんのことでした。会社も売場も、常に先を見ていかなければいけない。将来のリーダーとなり得る人材が必要だ。そう感じたわけです。人事の生臭い話をこんな場でするべきではないかもしれませんが、そこはご容赦いただいて。若松俊平くんを食品部に戻してもらえないだろうかと、わたしは人事に頼みこみました。もしかすると俊平くんは、外商でもう少し自分の力を試したかったかもしれません。それでもわたしは彼を戻したいと思いました。食品部には彼の力が必要だと確信したからです。その選択がまちがいでなかったことを、今、確信しています。わたし自身は先だって食品部を離れ、店全体を見る立場になりましたが、やはりどうしても古巣の食品部には目がいきます。そして俊平くんがそこにいてくれることに安心します。ただ、未来を切り拓いていくのは俊平くん自身です。自身の未来も、会社の未来も、どうか切り拓いてください。俊平くんならやれると思います。ただしそのためには、香苗さんの力も必要だと思います。ご結婚後も、香苗さんは引きつづき我が社で働いてくださるとのこと。うれしい限りです。会社と若松家。大きな一つのファミリーとして、ともに歩んでいきましょう。俊平くん、香苗さん。ご結婚おめでとうございます」

あわせて読みたい

ゲキサカの記事をもっと見る 2017年12月28日のサッカー記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

サッカーニュースアクセスランキング

サッカーランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

スポーツの人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

Jリーグ、海外サッカー、人気のサッカー選手などサッカーにまつわる情報をお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら