今大会で勇退の樋口監督初戦敗退に「今の四中工の現状」…スタンドにはOB浅野らの姿も

今大会で勇退の樋口監督初戦敗退に「今の四中工の現状」…スタンドにはOB浅野らの姿も
四中工の樋口士郎監督(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[12.31 選手権1回戦 秋田商2-0四中工 フクアリ]

 松本山雅FCに入団が内定しているDF山本龍平(3年)を擁する四日市中央工高(三重)だったが、初戦で秋田商(秋田)に0-2で敗戦。3年ぶりの選手権だったが、初戦で姿を消した。

 感傷的なものは何もなかったという。今大会を最後に勇退する樋口士郎監督だったが、「今の四中工の現状がそのまま出た。高校サッカーは甘くない。僕が最後だとか全く関係ないですよ」とただただこの日の結果だけを悔やんだ。

 Jリーグ内定選手、そして2年生には世代別日本代表の選手を擁すなど、今年の四中工はタレント力に注目が集まっていた。しかし今季は地元開催だったインターハイの出場権を逃すなど、屈辱的なシーズンでもあった。今月に入ると、無敗で終えるかと思えた県リーグ1部の戦いでは、12月1日の海星戦で初黒星。そしてプリンスリーグ参入戦では中京学院中京高に敗れ、復帰を逃していた。

 この日のスタンドには、前監督の城雄士氏や、11年の準優勝に大きく貢献したOBの日本代表FW浅野拓磨らの姿があった。「高校3年間で士郎さんに学んだことは大きかった。サッカーにも私生活にも生きている。僕にとってもすごく財産になっている」と浅野が話したように、みんな樋口監督を「士郎さん」と呼んで、卒業後も“家族”のような関係が築かれている。

 “一家の大黒柱”が去ることになるが、来春からはOBで現コーチの伊室陽介氏の下でまた新しい四中工の歴史を作られていくことになる。「もっといい形で渡したかった」と話した樋口監督だが、「20何年やらせてもらって、たくさんの選手に出会わせてもらって、最高のスタッフに支えられて幸せでした」とどこか達成感もにじませる。ただし今後については、「三重県にはJリーグがありませんから。三重県のサッカーのために仕事をしていきたい」とまだまだ情熱は失っていない様子だった。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2018

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