浦和対策、戦術変更ズバリの蔚山現代「後半勝負かけた」「戦術的にもポジティブ」

浦和対策、戦術変更ズバリの蔚山現代「後半勝負かけた」「戦術的にもポジティブ」
浦和の先制直後に同点ゴールを決めたFWチュ・ミンギュ

[6.19 ACL 決勝T1回戦第1戦 浦和1-2蔚山現代 埼玉]

 ACL決勝トーナメント第1戦で埼スタに乗り込んだ蔚山現代(韓国)は戦略を遂行し、浦和レッズを2-1で下した。現役時代、ヴィッセル神戸でもプレーしたキム・ドフン監督の采配が的中。記者会見では「浦和が積極的にくることを想定して、後半に勝負をかけようとした。選手はアグレッシブに攻撃し、最後まで守り切ってくれた」と手応えを語った。

 蔚山現代のスタートは攻撃時に4-5-1だったが、守備に回ると左サイドのドリブラー、7番MFキム・インソンが最終ラインまで下がり、5-4-1のような形となった。先制したのは浦和だったが、蔚山現代は左右ウイングが位置を入れ替えると、直後に同点ゴールが生まれた。前半42分、左サイドにシフトしたFWイ・グノがクロスを入れ、FWチュ・ミンギュが高い打点から頭で合わせた。

 1-1で迎えた後半はMFキム・ボギョンを上げた4-4-2に変更し、押し返した。交代策も的中し、後半20分から途中出場したFWファン・イルスが決勝ゴール。後半36分、狙い通りのカウンターから鋭いミドルシュートが決まり、2つ目のアウェーゴールを奪取した。シュート数は浦和の16本に対して蔚山現代が6本だったが、少ないチャンスを確実に仕留めた。

 MFキム・ボギョンは「戦術的にもポジティブな面が見えた試合」と手応えを口にした。一方でキム監督は「第1戦で準備した戦術はどれだけ的中したか」という質問に対して、「セカンドレグがあるので詳細は言えない」と言及を避け、第2戦に切り替えた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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