第98回全国高校サッカー選手権の各地区予選がスタートしている。MF田路耀介主将(3年)とDF高安孝幸(3年)の金沢内定コンビを擁する興國高(大阪)は、10月27日に大阪府予選5回戦で帝塚山泉ヶ丘高と対戦。悲願の全国初出場を目指す。
金沢内定コンビにも注目の興國だが、現2年生には来年のプロ入り候補選手がズラリ。中でも、GK田川知樹(2年)は横浜FMに2か月もの期間練習参加している注目GKだ。プロのシュートを受ける中で、ステップやセービングなどが飛躍的に向上。必見のフィード力、ビルドアップ能力を含めて公式戦でも目立つ存在になってきている。その田川が、選手権予選への意気込みなどを語った。
―毎週のようにマリノスへ練習参加してきた。
「約2か月間、練習参加させて頂いて、なかなか経験できないことなので、多くのことを学ぶために行っている。(練習参加した際には)やっぱり差を感じて、足りないところとかがはっきりとして、そういうところを努力して行こうと思っています」
―マリノスの一員のようになっている。
「そうですね。結構先輩たちにも仲良くしてもらっているので」
―特に評価されているところは足元?
「それもあるんですけれども、クロスのところだったり、シュートストップのところも2か月間やっていく中でパフォーマンスが上がっている。これは武器になるなと思いました」
―かなりプロを意識する一年になっている。
「初めて参加したのは春に1日だけ練習参加させてもらって。それはGK練習だけで、一日だけということもあって分からないことがあったんですけれども、夏休みからずっと行っていて、フィールドの人とも混じってやって、(当初から意識・プレーも)違ってきている」