定年のため、日章学園高(宮崎)監督を退任する早稲田一男氏が、同じ宮崎県内のライバル校である宮崎日大高の総監督に就任することが分かった。早ければ、25日にも宮崎日大から発表される模様。日章学園を全国区の強豪に育て上げた名将は、同校から約2kmの位置(宮崎日大第2グラウンド)で練習する精鋭で、新たなチャレンジをすることになった。

 当初、早稲田氏は35年間監督を務めた日章学園での指導を、定年後も継続することを希望。だが叶わず、新天地を探していた。一方、宮崎日大は、以前から日本高校選抜の監督も務めた経歴を持つ早稲田氏の経験、手腕を非常に高く評価。約2か月前に退任の正確な情報を得て、そこからの打診・交渉を経て“宮崎サッカー界のレジェンド”を迎え入れることになった。

 宮崎日大は、現役時代に国見高(長崎)などで活躍した南光太監督が指揮。宮崎日大中との中高一貫指導などによってメキメキと力をつけ、王者・日章学園、鵬翔高の名門2校の対抗勢力になっている。

 過去2年の選手権宮崎県予選とインターハイ宮崎県予選は、全て決勝で早稲田氏率いる日章学園に敗れて準優勝。未だ、全国大会への出場はないものの、2年連続で九州新人戦4強に食い込むなど、その実力は確かだ。

 昨年には人工芝2面の第2グラウンドが完成。環境面は全国クラスと言える。ポテンシャルは十分。そのチームに加わる早稲田氏は、宮崎日大中・高の全カテゴリーを統括しながら、南監督をはじめとした指導陣をサポートすることになるようだ。