[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.4 プリンスリーグ関東第5節 前橋育英高 2-3 昌平高 前橋育英高高崎G]
「ここまでシュートを意識した試合はそんなになかったので、ここで結果が出せたというのは今後の自信にも繋がりますし、前節で学んだことを今節で活かせたところがあった」。昌平高の新潟内定FW小見洋太(3年)は高いシュート意識を持ってこの試合に臨んでいた。
前節の川崎F U-18戦は攻めながらもチーム全体がシュート本数を増やせず、0-1で敗戦。その反省から、「ゴール前に来たら振り抜くことを意識してやっていた」という小見はファーストチャンスから積極的に足を振ることを意識し続け、2得点を叩き出した。
前半13分、MF小川優介(3年)とのホットラインからDF背後へ抜け出し、GKのタイミングを外すシュートで1点目。その後、思い切りの良い左足シュートなどでゴールを狙い続けた小見は、後半13分にMF柴圭汰(3年)の右クロスから右足ボレーをねじ込んだ。
ハットトリックこそ逃したものの、シュートレンジで感覚的に足を振り、特長である動き出しの良さも発揮。ストライカーとしての怖さを発揮した小見は「結局、FWというのは点取れば良いと思っているので、形もですけれども取り切るところが大事。チームの勝利に繋げられることもFWの役目だと思うので、そこはしっかり今日は仕事ができたのかなと思います」と胸を張った。