
元イングランド代表FWのピーター・クラウチ氏が2010-11シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)を振り返り、レアル・マドリーのDFマルセロとの間に起きたエピソードを明かした。スペイン『マルカ』が伝えている。
当時トッテナムに所属していたクラウチ氏は、欧州CL準々決勝第1戦のレアル戦でスタメン出場。しかし、前半15分にマルセロへのスライディングで2枚目のイエローカードを受け、退場を命じられた。クラウチ氏は同シーンについて、ポッドキャストで次のように話している。
「最初に出されたカードはフェアだった。セルヒオ・ラモスへのタックルによるものだった。でも2つ目は…そうじゃない」
「2枚目のイエローのはマルセロのせいだ。私は彼に触れてもいないのに、信じられないように空中へダイブしたんだ。それから横転し、レフェリーが私に2枚目のイエローを出した時、彼は喜ぶためにジャンプし始めた。あの瞬間のマルセロほど、誰かを激しく殴りたいと思ったことはない。私はお人好しだった」
早い時間帯に10人での戦いを強いられたトッテナムは、アウェーで0-4の大敗。続くホームでの第2戦も0-1で落とし、2戦合計0-5でベスト8敗退となった。
クラウチ氏は「ドレッシングルームはスタジアムの下にあり、その上にはファンが何列にも並んでいる。ドレッシングルームでタオルを頭に乗せていたら、次から次へとゴール(の歓声)が聞こえてきた。自分のせいだと思ったよ」と退場直後の苦い記憶を語った。
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