
リバプールを勝利へ、そしてグループリーグ突破へと導いたのは若い才能たちだった。
1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループリーグ第5節でアヤックスと対戦したリバプールは前半をスコアレスで折り返すと、後半の13分に先制に成功。この得点を生んだのが、下部組織で育った2人の19歳だった。
右サイドでボールを受けたDFネコ・ウィリアムズがゴール前にクロスを供給。判断を誤ったGKアンドレ・オナナの頭上を越えてファーサイドまで届いたボールに唯一反応したのがMFカーティス・ジョーンズだった。右足アウトサイドで巧みにゴールに流し込み、この試合唯一の得点を記録した。
クラブ公式ウェブサイトや『BBC』によると、ユルゲン・クロップ監督はこのゴールについて、「ネコからの良いクロスだったね。GKにとっては難しい状況で、普通ならああいうボールに反応する選手はいないため、最終的にゴールキックになるものだよ。カーティスはすごいね。私はゴールを見るベストポジションではなかったので、あとで見返さないといけない」とゴールを生み出した2選手に賛辞を贈る。
また、GKアリソン・ベッカーが負傷したことにより、出場機会が巡ってきた下部組織出身のGKカオイムヒン・ケレハーも称賛する。終盤のFWクラース・ヤン・フンテラールの決定的なヘディングシュートを弾き出すなど、1-0の完封勝利に貢献した22歳GKに対し、「彼には最高の才能があり、本当に良いシュートストッパーだ。彼は落ち着いていたし、良いプレーをしてくれた。本当に満足しているよ」と話している。
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