[3.6 プーマカップ群馬 帝京長岡高 2-2 前橋育英高]
6日、2021プーマカップ群馬で選手権4強の帝京長岡高(新潟)と前橋育英高(群馬)が激突。強豪対決は2-2で引き分けている。
帝京長岡は選手権で活躍した新主将MF三宅凌太郎(2年)やU-17日本代表候補CB松村晟怜(2年)、GK佐藤安悟(1年)、右SB佐々木奈琉(2年)、左SB桑原航太(1年)、CB笠井冠晟(1年)とDFラインを中心に昨年からのメンバーを多く残す。その新チームは失敗しても徹底して後方からビルドアップ。だが、前橋育英は簡単には前進を許さず、奪い返しからFW野本京佑(2年)やMF小池直矢(1年)がシュートまで持ち込んだ。
だが、帝京長岡はJクラブ注目のCB松村が違いを示すような守備。自分の間合いで対応してボールを奪い、ポゼッションに繋げていた。また、GK佐藤もシュートストップを続けて得点を許さない。打開しながら前進する巧さも見せる帝京長岡が先制点を奪う。
後半、三宅のスーパーミドルで帝京長岡が先制。だが、前橋育英はMF早川凌介(2年)の右CKをCB柳生将太(2年)が高打点ヘッドで決めて同点に追いつく。畳み掛ける前橋育英は敵陣でのインターセプトからスルーパスでFW守屋練太郎(2年)が抜け出そうとするも、帝京長岡も水際で防いで得点を許さない。
それでも前橋育英は、23分にFW池田風真(2年)が抜け出しから右足シュートをゴールへ流し込む。さらに池田の仕掛けなどから追加点を狙うが、凌いだ帝京長岡は28分、自陣でのインターセプトから左サイドへ展開。そして、MF渋谷翔太(2年)のクロスをFW森健太朗(1年)が完璧な形で合わせて2-2の引き分けに持ち込んでいる。
(取材・文 吉田太郎)
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