[6.5 インターハイ岐阜県予選決勝 中京高 3-0 県岐阜商高 長良川球技メドウ]

 中京高は後半開始から出場のFW井上大舞(3年=FC.K-GP出身)が2得点1アシストの大活躍。岐阜制覇に大きく貢献した。

 中京は先発の10番FW瀬谷巧(3年)がダイナミックな動きでスペースを突くなど走り回って相手の体力を削り、後半にボールを引き出す動きが上手く、決定力も高い井上を投入して仕留めるのが必勝パターン。この日も前半に瀬谷が相手DFを疲弊させ、後半に井上が勝負を決めた。

 井上は後半2分にMF桑原柊斗(3年)への正確な落としで先制点をアシスト。その4分後にはMF野田嵐士(2年)のスルーパスで抜け出し、右足でゴールを破った。さらに35分にも、MF倉本航耀(3年)とのパス交換から右足で2点目のゴール。決勝で活躍できたことを素直に喜んでいた。

「最初に10番の子(瀬谷)が走って相手の体力を削ってくれたので、後半から出てもしっかりと役割果たせたと思います。『点が欲しい』と言われたので、点を獲れて仕事を果たせたかなと思います」

 もちろん、先発で出たい気持ちもあるが、与えられた役割の中でチームのためにプレーするだけ。「自分はシュートが得意なので、途中から出てチームを助けてシュートを決めたい」という井上が、全国でも対戦相手のゴールを破り、中京に歓喜をもたらす。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2021