[4.10 高円宮杯プレミアリーグWEST第2節 静岡学園高 2-0 鳥栖U-18 エスプラットフジスパーク]

 負けてなお、強し。アウェー戦に臨んだサガン鳥栖U-18は、その言葉を思い起こさせるような戦いぶりだった。0-0の後半立ち上がり、PK献上・失点に加え、やや厳しい判定でのレッドカード。10人での戦いを強いられたが、選手たちがその事実を受け止めて1人1人がギアを上げるように走り、戦い、ボールを保持し続けて静岡学園高を押し込んだ。

 そして、コンビネーションでの崩しや高精度のクロスなどで再三相手ゴールを脅かした。3回、4回とあった決定機の一つをモノにしていれば、一気に試合をひっくり返していた可能性も十分の展開。最後の最後で足が止まり、静岡学園の粘り強い守りとドリブルに差を付けられた。だが、勝者からも「(鳥栖U-18は)めちゃくちゃ強かった」「みんな技術があって、能力が高い」という声。鳥栖U-18は試合後の清々しい立ちふるまいも素晴らしかった。

 前半は0-0。U-19日本代表候補MF福井太智主将(3年=サガン鳥栖U-15出身)は、「静学さんにボールを渡したら怖いということは分かっていたので、マイボールの時間を増やしつつ、ゴールを狙っていきたいなと考えていました」と振り返る。ボールを保持しながらゲームをコントロール。静岡学園の個々の技術力が高く、奪い返しに苦戦したことも確かだ。それでも、ほぼ決定打を打たせず、逆にビッグチャンスを創出。攻守において、相手にプレッシャーを感じさせながらゲームを進めていた。