獲得に名乗りを挙げるJクラブは、実に9チーム。Jクラブのスカウトからは、富山一高から鹿島アントラーズに加入する際に、13チームが獲得に動いた元日本代表FW柳沢敦氏以来の争奪戦との声も聞こえる。それほどの注目を浴びているのが、神村学園高(鹿児島)のU-19日本代表候補FW福田師王(3年=神村学園中出身)だ。

 U-21日本代表DFチェイス・アンリが、尚志高からJリーグを経由せずにシュツットガルト(ドイツ)へ渡ったように、日本の高校生に対するヨーロッパからの注目度が高まっている。福田に興味を示す海外のチームも出てきており、3月半ばから4月半ばに掛けて、バイエルン(ドイツ)を皮切りにドイツとオランダの計4クラブに練習参加を経験した。

 本人は海外への練習参加について「自分はまだまだ。自分は下手くそだと実感したので、もっと頑張ります」と述べるに留まったが、今後は海外チームを含め、争奪戦の激しさを増しそうだ。

 5月3日から5日にかけて行われた2022山口維新ユースサッカー大会in防府でも、彼の動向を追いかけるスカウトが多数会場に訪れたが、大会前日に出場したプリンスリーグ九州の大分U-18戦で右足首を痛めたため、大事をとって試合は欠場。チームメイトのサポート役として汗を流した。

 ストライカー不在の影響もあり、チームは京都橘高、帝京長岡高に敗れ、4位で大会を終える結果になった。プリンスリーグ九州は負けなしで暫定首位に立つが、内容は決して良くなく、チーム状態は上向きとは言えない。