[7.3 J2第24節 東京V 2-1 琉球 味スタ]
城福浩監督体制となった東京ヴェルディは、3日のJ2第24節・FC琉球戦で2-1の逆転勝利。U-21日本代表としてU23アジア杯から帰還したDF馬場晴也は前節に続いて2試合フル出場。だが、これまでのセンターバックとしてではなく、右サイドバックで奔走している。
パリ五輪世代のU-21日本代表CBとして、U23アジア杯で3位入賞に貢献した馬場。グループリーグ第3節・タジキスタン戦ではセットプレーから先制アシストをマークし、ビルドアップでも高精度のキックを放った。代表での練習時には「ボール(の相性)がよかった」と謙遜しつつも、コースを狙った鋭いシュートを連発。東京Vに戻ってみると、代表活動中に就任した新指揮官のもとで、その高い攻撃力を右SBとして発揮することになった。
琉球戦では、右サイドでパスワークに加わりつつ、ロングボールに備えて最前線に走り込む場面も。前半8分には左サイドのクロスからPA内でシュート態勢に入るが、FW佐藤凌我と鉢合わせ。惜しくも得点シーンは生まれなかったが、特に前半は積極的に攻撃に絡み続けた。
馬場自身は、不慣れなポジションにも徐々にシフトできている実感はあるようだ。「人生初というか、右サイドの経験はないので、体がまだそっちにシフトできていない」と90分間を戦う体の使い方は少しずつ合わせていく必要があるが、「やったことない場所なので新鮮。ここでモノにすることができれば、選手としての幅ももっと広がる」とやりがいも見出している。