自民党の小泉進次郎衆議院議員(43)が9月6日、自民党総裁選への出馬会見を行ったことに対し、《笑うマトリョーシカの櫻井翔くん演じる清家一郎と小泉進次郎議員の空気感が少し似ていて》といった声がX(旧ツイッター)に上がった。
「笑うマトリョーシカ」(TBS系)とは同日に最終回を迎えた2024年7月期のドラマ。
櫻井はドラマでこそ首相の座を狙う政治家の役だが、実際は芸能人。何ら接点も共通点もないように思えるが、実は2人は同学年でもある。小泉氏は1981年4月14日生まれで、櫻井は1982年1月25日生まれという具合だ。同学年という極めて近い年齢差という要素も加わり、現実かフィクションかの差こそあれど、似たような主張をする2人の姿が重なったのだろう。
「松坂世代」は1980年度生まれ
複数の著名人が同学年であるという共通点は、これまでにも人々の注目されてきた。古い例では1999年、前年の夏の高校野球で活躍した元プロ野球選手の松坂大輔氏が西武の投手として実戦デビューした年として知られる。
同年は松坂と同学年の野球選手としてソフトバンクの和田毅(1981年2月21日生まれ)や元阪神の藤川球児氏(1980年7月21日生まれ)といった著名なプロ野球選手が多数出た学年として「松坂世代」との異名が付いたほか、同学年の芸能人では女優の広末涼子(44)が全盛期を迎えるなど、1980年度生まれが注目された年となった。
アテネ五輪では1982年度生まれが大活躍
それから5年後の2004年、今度は1982年度生まれが世の中を席巻した。同年はアテネ五輪が開催された年であり、日本勢は金メダルの合計数が16個に上るなど奮戦した(2024年のパリ五輪で金メダルは18個)。
その中でも競泳男子100メートル平泳ぎと200メートル平泳ぎでは北島康介氏(同年9月22日生まれ)が、レスリング女子55キロ級では吉田沙保里氏(同年10月5日生まれ)がそれぞれ金メダルに輝き、1982年度生まれの名を世にとどろかせた。
「我々の学年は常に上下の学年に隠れてきた学年」
これら、上下直近の学年に挟まれた1981年度生まれの週刊誌記者は言う。
「我々の学年は常に上下の学年に隠れてきた学年。いわば『谷間の学年』です。子供の頃こそ安達祐実と内山信二がテレビで活躍していましたが、その後、2人は伸び悩みました。上下の学年に遅れること20年以上。小泉氏と櫻井の今後の活躍次第では、『遅咲き学年』として注目を集めるようになるでしょう」
眠れる学年が猛威を振るうか、今後に注目だ。
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実は、もう1つ、注目の学年があった。●関連記事【もっと読む】ベッキー、今井絵理子…83年度生まれはお騒がせ美女だらけ…では、1983年度生まれの「問題ガール」たちについて伝えている。