フリーアナウンサーの滝クリこと滝川クリステル(46)の所属事務所が自民党総裁選について「滝川が関与することはございませんし、これに関する取材等をお受けすることはできません」とする声明を発表し、報道関係者にこう呼び掛けた。
「皆様におかれましては、自宅周辺の取材、滝川と家族の追跡はご遠慮いただき、すでに撮影された素材につきましても、極めて慎重な対応を要請させていただきたく──」
総裁選に出馬表明した夫の小泉進次郎元環境相(43)が勝利すれば、次期首相ポストを得ることになる。
滝クリは2009年までキャスターを務めたフジテレビ系「ニュースJAPAN」で「斜め45度の女神」と呼ばれ、人気を博した。13年には東京五輪を誘致するプレゼンテーションを担当し「お・も・て・な・し」のジェスチャーが話題になり、開催地決定に影響を与えたとされたものだ。それがファーストレディーともなれば、また脚光を浴びるのは間違いないだろう。
所属事務所は「滝川には現在、乳幼児と幼児がおり、小さな子供を持つ母親、家庭人として、子供の安全とプライバシーを第一に考えております」と過熱する取材を牽制するが、もし総理夫人ともなれば注目度は増すばかりである。フランス人の父と日本人の母のもとにパリで生まれ、日本とフランスを行き来して育った滝クリは日本語、フランス語、英語を操るトリリンガル。2022年5月に出演したテレビ朝日系「徹子の部屋」では、当時2歳の長男に対し、日本語、英語、フランス語で話しかけていることを明かし話題を集めた。自己肯定感を高めるために「毎日20回以上、大好きだよ」と言っていると打ち明け、この年発売の雑誌インタビューでは「息子は自分が気に入らないことがあると『ノン! ノン!』と叫んでいます」と語ったそうだ。
家事も育児も半分半分で…
そもそも人気女子アナ出身だけにメディア露出やマスコミ対策、イメージ戦略の重要性は骨の髄まで染み込んでいる。もともと女性より男性ウケが良いタイプだったが、小泉氏と結婚後も同世代ママからの好感度は高いとは言えず、SNSでの子どもとの写真が炎上したり、アンチからの嫉妬ややっかみの対象になったりもしたが、それは自覚も含めて織り込み済みだろう。小泉氏は総裁選出馬を滝クリに伝えたときのことを聞かれ、こう答えている。
「妻も仕事をしてますから、その仕事に対する影響とかこれから例えばラジオとか続けていいのとか、いろんな思いはありましたよね」
ファーストレディーへの道は準備万端ではないのか。
「昔は政治家の妻は表に出て選挙活動をしたり、取材に応じたりするのが当たり前と思われていました。細川護熙氏の妻、佳代子さんは記者会見場で細川総理誕生の瞬間をマスコミと共に見守られ、即インタビューに応じ総理夫人としての気持ちなどを丁寧に答えてくれました。故羽田孜氏の時も同様でしたし、故安倍晋三氏が最年少で自民党幹事長になった時、自宅前で昭恵さんを直撃したときも、取材はNGとお達しが出ていましたけど、インタビューに応じてくださいました。そんな政治家の妻、ひょっとするとファーストレディーのあり方も、滝川さんは変えることになるのでしょうか」
こんなエピソードも。
「欧米のように夫婦は家事も育児も半分半分がモットー。進次郎議員がどんなに遅く帰っても台所のシンクには洗い残しの食器が置かれたままになっているので議員がゴシゴシ洗っているとか」(永田町関係者)
夫の“振り付け”はお手の物。ファーストレディーになった滝クリが“陰の総理”と呼ばれる日も近い。
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今から19年前の2005年、小泉進次郎氏の父で当時の首相・小泉純一郎氏は郵政改革実現のため衆議院を解散。その際、純一郎氏批判の急先鋒だったのが野田聖子氏だった。
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