ヴァイオリニストでタレントの高嶋ちさ子(56)が、暗号資産詐欺の広告塔として利用されていたことが「週刊文春」(3月27日号)で報じられた。
《高嶋ちさ子さんも投資している》
青山学院初等部からの幼なじみで元ラグビー日本代表・冨岡剛氏(56)が、自身がかかわる投資商品「ビットサンズグローバル」の勧誘に高嶋の名前をあげて、こう勧誘していたという。
報道では、投資対象は既存の暗号資産のマイニングやオンラインカジノで、後者に関する投資は「月利8%」「二年後の元本保証」といった怪しい内容。高嶋は文春の取材に投資の事実は認めたが「勧誘に氏名や肖像を用いることを許諾したことは一切ない」と否定している。
とはいえ、幼馴染を信じてしまったゆえにトラブルに巻き込まれた格好だ。しかも自身がレギュラー出演するテレビ朝日系『ザワつく!金曜日』では昨年末に別件で詐欺被害に遭ったことを明かしている。
この時は、「湾岸署のタナカ」と名乗る人物から「携帯番号が特殊詐欺に使われている」と告げられ、誘導されるままに、免許証の表裏などを提示し、出身校、家族構成、年収、夫の仕事などの個人情報の話してしまったと振り返っていた。
■《高嶋ちさ子けっこうチョロいな》昨年末には詐欺電話に騙されて
短期間でのたび重なるトラブルにSNSでは《絶対私は騙されない!って人に限っての模範タイプ》《案外手のひらで転がされるタイプかも》《高嶋ちさ子けっこうチョロいな》などと評されている。テレビ番組で見る気が強いキャラとはブレてくるが……。
「『ザワつく!』をはじめバラエティ番組で人気の高嶋さんは、幼いころからダウン症を患う姉を助けてきたエピソードで知られます。正義感が強く、言いたいことはズバズバと言う姿勢に同世代の女性たちを中心に支持され、今や売れっ子タレント。それが『騙されやすい人=世間知らず』のイメージがつくと、キャラ的に今後マイナスに影響する可能性はあります」(女性誌ライター)
4月からは、小泉孝太郎(46)とともにMCを務めるテレビ朝日系のバラエティー番組『プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見』がレギュラー化する。特番で3回放送されたが、「高嶋さん人気で異例の高視聴率を取ったともっぱら」(番組制作関係者)。
CMも『サントリーウエルネス』をはじめ、大企業のイメージキャラクターを務めてきた。
「彼女は華麗な芸能一家の家柄も番組やCM起用に好影響を与えています。元レコード会社の父と叔父は俳優の故・高島忠夫さん、いとこは髙嶋政宏・政伸兄弟。夫はソニー創業者の盛田昭夫氏の甥・賢司氏で、本人もヴァイオリニストという品格的にも起用側には安心が担保される珍しい存在。それでいて、高嶋さん自身は裏表がなくプライベートも明け透けにネタにするので、度々発言が炎上もしますが、それが魅力でもあった。ただ、もらい事故だとしても、今後、暗号資産詐欺の裁判などが起これば度々彼女の名前も出るでしょう。その点が懸念されます」(前出の関係者)
裏を返せば、人を信じやすい"いい人"なのだろうけど。
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