テレビ朝日が頭を抱えているという。新シリーズの制作が決まっていた米倉涼子(50)主演の「ドクターX」が、米倉を巡る一連の薬物疑惑によってお蔵入りとなってしまったというのだ。

その後、騒動については、何の展開もないまま。時間だけが過ぎ、米倉サイドは沈黙を貫くのみだ。


 こうした異常事態の中、局内の関心は早くも“ポスト米倉”に移ったようだ。テレ朝関係者が声を潜めてこう話す。


「候補に挙がっているのは『科捜研の女』で長年主演を務めてきた沢口靖子(60)と、人気シリーズ『緊急取調室』を牽引する天海祐希(58)です。ともに“アラ還”の女優。どちらを中心に来年度以降のドラマ戦略を立て直すのか、テレ朝にとっては大きな岐路なんです」


 その判断材料はやはり、「視聴率」と「話題性」だという。


 沢口も天海もそれぞれ今期、主演を演じているが、沢口の「絶対零度」(フジテレビ系)は11月10日放送の第6話までの平均世帯視聴率は5.7%。一方、天海の「緊急取調室シーズン5」(テレ朝系)は、11月13日の第4話までで同9.2%(ともに関東地区=ビデオリサーチ調べ)。


「視聴率だけで言ったら、天海の圧勝です」(前同)


 しかし、もう一つの判断基準である「話題性」では、沢口は天海に負けていない。


「『科捜研の女』では榊マリコとして静かで分析型の役柄でしたが、『絶対零度』では一転、全力疾走で回し蹴りまで披露している。徹底した肉体改造も話題を呼んだ。

『還暦アクション』はSNSで毎週トレンド入りする勢いです。フジは早くも続編を視野に入れているという情報もあり、沢口の存在感はここへ来て再び強まっています」(ドラマ関係者)


 一方の天海は、「緊急取調室」で変わらぬ“存在感”を発揮していることは確か。


「取調室という限られた空間で心理戦だけを描くドラマは、主演の技量が全て。天海の声の抑揚、間の使い方、相手を追い詰める表情の変化が作品を支えており、シリーズ開始から10年以上たっても評価は高い。12月には劇場版が公開予定です。『ファイナル』と銘打たれていますが、興行が成功すれば新たな『天海シフト』はいっそう強まるでしょう」(前出のテレ朝関係者)


 もっとも、そんな2人にはそれぞれ弱点も指摘されている。


「沢口は“アクション女優”として新境地を開拓しましたが、これが『科捜研の女』への復帰のハードルになる可能性もある。シリーズ25作目を作るとして、どんなキャラクターを演じるのか? これはかなり難題です。一方の制作費が安いというメリットもある『緊急取調室』ですが、今回がファイナル。しかし、数字を持っている天海だけに、彼女をメインとした新たなシリーズや作品が作られる可能性は十分にある」(別のドラマ制作関係者)


 米倉不在という緊急事態の裏で、静かに勃発した局の“主役の座”を巡るアラ還女優の争い……テレ朝が“次の看板”に選ぶはの果たしてどちらなのか。


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