横浜の誘致表明で…米カジノ最大手が大阪から撤退の衝撃

横浜の誘致表明で…米カジノ最大手が大阪から撤退の衝撃
吉村洋文大阪府知事(左)と林文子横浜市長(C)共同通信社
 横浜市が“カジノ誘致”を表明したことで、すでに誘致を表明している大阪に衝撃が走っている。

 現在、カジノ誘致を正式に表明しているのは、大阪、和歌山、長崎、横浜の4カ所。さらに、北海道、千葉、東京が検討中だ。2018年に成立した法律では、カジノを誘致できるのは全国で最大3カ所までとなっている。大阪がショックを受けているのは、今回、横浜市が誘致を表明したのと同時に複数の有力業者が大阪からの撤退を表明したからだ。とくに痛手なのは、米カジノ最大手の「ラスベガス・サンズ」が事業者募集の入札に参加しない方針を表明したことだ。サンズは「東京か横浜への投資に注力する」と、コメントを発表した。

 これまで大阪が、カジノ誘致のトップランナーとみられていたのは、カジノ最大手のサンズが参入を予定していたからだ。サンズは「日本では大阪のみがIRに適した場所」「投資規模が100億ドルになる可能性がある」と前のめりだった。ところが、横浜が手を挙げた途端「こっちの方が条件がいい」と判断したのか、あっさり大阪を見捨ててしまった。

 大阪府と大阪市は23日、新たにカジノ事業者を募ろうと、これまで8月としていた“事業コンセプト”の募集を9月中旬まで延期すると明らかにした。5月までの事業者登録では、サンズも登録していた。

■もう誘致は無理なのか

 横浜市の誘致表明に対して、大阪府知事は「大阪がトップランナー、必ず誘致させる」と会見で語ったが、サンズの撤退に焦っているに違いない。カジノ事情に詳しいジャーナリスト・横田一氏が言う。

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