千葉大停電は人災…「無電柱化」頓挫の元凶は電力ムラの利権体質と政府の怠慢

千葉大停電は人災…「無電柱化」頓挫の元凶は電力ムラの利権体質と政府の怠慢
被災者の疲労はピーク(左)、赤羽国交相は「無電柱化」に言及したが…/(C)共同通信社
 台風15号が首都圏に上陸し、大規模停電が発生してから16日で1週間が経過。いまだ千葉県内では約6万6000戸が停電しており、被災者の疲労はピークに達しているが、全面復旧にはまだ10日以上かかるという。そんな中、今回の大規模停電の“元凶”として指摘されているのが強風による「電柱倒壊」だ。東京電力と政府は、台風被害の大きな対策となる「無電柱化」を後回しにしてきた経緯がある。

 赤羽一嘉国交相は14日、今回の一件を受け「(無電柱化を)前に進めなければいけない」と危機感をあらわにした。経産省の推計によると、千葉県を中心に約2000本もの電柱が倒壊、損傷。ネットでは、〈電柱の地中化が必要じゃないか〉〈無電柱化していれば今回の千葉の長期間の停電は防げたはず〉といった声が飛び交い、〈人災に近い〉との指摘まであがっている。

 欧州の主要都市の無電柱化率はほぼ100%で、ジャカルタやソウルも30~40%なのに、日本では最も無電柱化が進む東京23区でも約8%。日本は“無電柱化後進国”なのだ。

■50年以上前から議論されてきた

 実は無電柱化については、1960年代から東電が議論の俎上にのせていた。95年の阪神・淡路大震災でも多数の電柱倒壊が顕在化したにもかかわらず、対策は遅々として進められてこなかったのだ。原因には「電柱の維持管理事業の7~8割を、特定の業者が受注している」(業界関係者)という電力会社の特殊事情が影響している。
日刊ゲンダイDIGITALの記事をもっと見る 2019年9月18日の政治記事

\ みんなに教えてあげよう! /

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

政治ニュースアクセスランキング

政治ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

国内の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

国内の政治情報、首相、内閣、大臣、国会、選挙などの気になる最新ニュースをお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら