すでに始まっている「宇宙人とのコミュニケーション」

「人類が21世紀中に、地球以外の星で生命を見つける可能性は50%以上」。こう断言するのは、国立天文台の縣秀彦氏だ。地球外生命は人類のような生命体なのか? それともはるかに進化した生命体なのか? そもそも生命はどのように誕生するのか? 人類究極の謎に迫った縣氏の著書、『地球外生命は存在する!』の一部をご紹介します。

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宇宙人からの電波信号を発見? 

実はかつて、宇宙人からの電波信号を見つけたと天文学者が色めき立ったことがあります。1967年、英国ケンブリッジ大学の大学院生ジョスリン・ベルが、ある方向から規則的に変化する強い電波信号(パルス)を捉えたのです。それまでに発見されていた自然電波は、信号の強さが急激に変わることはなかったため、この未知なる信号の正体は謎に包まれていました。

(写真:iStock.com/cosmin4000)

当時、電波望遠鏡で宇宙を観測することは、まるでピンボケ状態で宇宙を見ているようなもので、データを取得するには膨大な時間が必要でした。しかし、ベルの根気強い追跡観測によって、この電波は1時間に15度の割合で東から昇って西に沈んでいることがわかりました。

つまり、星と全く同じ動きをしていますので、地球の自転によって動いている現象、すなわちこれは地上からの人工電波ではなく、宇宙のどこかから発信されている電波であることは間違いないという見解に至ったのです。

このパルス信号を発見した当初、彼女の指導教官であるアントニー・ヒューイッシュはじめ関係者は、これほど規則正しく発せられる電波は人工電波としか考えられないと、この電波を発する知的生命体を仮に「緑の小人」と名づけました。


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