大人バレリーナは蝉の幼虫

いくつになっても憧れるバレエの世界。いまは観るのも習うのも、50代~70代の女性たちが下支えているのだとか。そんな大人バレリーナの日常を紹介する新連載。週1回更新予定です。

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バレエ界のピラミッドがあるとして、私のようにアラフォーでバレエを始めた大人バレリーナは、その最低辺に位置すると言っていいでしょう。が、実際にプロのダンサーの舞台を目の当たりにすると、同じ地上に立っていると言うことさえおこがましいと感じます。

プロのダンサーが地上にそびえるピラミッドの頂点に位置するのなら、大人からの大人バレリーナはその地下深ーーくに眠る、蝉の幼虫のようなもの。

7年後には少しは成長して地上に出たい。
お日さまを拝みたい。

しかし、それができるかどうかは定かではありません。なぜなら、そこには大人バレエゆえの諸事情(カレイとかカレイとかカレイとか)があるからです。

とは言え、この地下からピラミッドを支えているというのは、あながち間違いではありません。日本のバレエ学習者は36万人ほどで、これは世界でも類をみない数だそうです。そして、そのメイン層のひとつは50~70代の女性たち。まさに大人バレリーナたちなのです。

子どもが手を離れ、あるいは仕事をリタイアし、時間と経済に余裕のあるマダムたちは、足繁くレッスンに通い、発表会に出演し、熱心に公演を観に行き、バレエ用品を購入します。文字通り日本のバレエ界を底から支えているのです。

全く0からバレエを始めて10年。日本のバレエ界を地下から支える一人である私が、そんな頼もしくもかわいく、可笑しくもちょっと哀しい大人バレエの世界をご紹介していきたいと思います。

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