便利じゃなくとも、心は踊る

突然ですが、“実用性ゼロだけどかっこいいデザイン”ってちょっと惹かれませんか? もちろんかっこよさと実用性、両方に優れたアイテムも魅力的なのですが、浮つく夏の気分にはそんなデザインもアリかも。

一方で、「便利さ」に見向きもせず、かっこよさ一本で勝負しているアイテムは潔い。

その不器用さに、服好きとしてはシビれてしまうわけです。そんなことを思わせてくれたのが、〈BRAIN DEAD〉のトートでした。

かっこよさ一本で勝負するバッグ。BRAIN DEADのメッシュトートにやられました

まず見てください。トートにメッシュという素材選び。着ることで成立するメッシュの「涼しさ」というメリットを完全に度外視しています。とはいえ、「涼しい」わけではなくとも、見た目が「涼しげ」であることは間違いありません。

その佇まいはとても夏らしく、見ているだけで海に行きたくなるように快活。

生地のスポーティな印象と、個性的な配色も手伝って、’90年代のアウトドアアイテムのような一周回った新しさも感じさせられます。つまり、機能性以外のメッシュの持ち味を120パーセント活かしているんですね。この洗練されたバランス感覚はストリートシーンでカルト的人気を誇る〈BRAIN DEAD〉だからこそ。

かっこよさ一本で勝負するバッグ。BRAIN DEADのメッシュトートにやられました

もう一つ注目したいのは、やはり透けている点です。持ち物が見えてしまうのはちょっぴり恥ずかしい。

けれども、ここは発想を転換して、“見せて”みてはいかがでしょう?

好きな表紙の本や海外のお菓子、お気に入りのレコードなんかを無造作に入れる。それだけでもかっこいい。荷物を入れ替える億劫な作業ですら、「今日は何を持ち歩こうかな?」とワクワクする時間に変わるわけです。貴重品用のポケットがついていて、見せたくないアイテムを隠せるところも安心。

かっこよさ一本で勝負するバッグ。BRAIN DEADのメッシュトートにやられました

何を着るか、何を持っていくか、どこへ行くか、などアレコレ思い巡らせてくれるトート。機能性重視のものもいいけれど、こういう遊び心のあるアイテムも一つ持っておくと、ちょっぴり休日が豊かになる気がするんです。

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住所:大分市府内町3-7-8長野ビル1F
営業時間:11:00~20:00

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