『報ステ』卒業間際に最高の輝きを放った“控えめの女王”市川寛子アナ

東日本大震災の影響で日本全体がすっかり“自粛ムード”に覆われているが、アナウンサー業界も例外ではない。普段は面積少なめ&テロテロなくせに高そうな衣装で、自慢の細腕やナマ足をこれみよがしに見せびらかしている女子アナたちも、震災直後は黒やグレーといったダークで無難なパンツスーツに身を包み、“不謹慎”なボディーラインは完全封印した。

女子アナの大半がメイクや衣装、照明などで、これまでずいぶんと底上げされていたのが露呈する一方で、普段はあまり目立たないながらも、ここぞとばかりに輝きを放った人がいる。テレビ朝日『報道ステーション』にて、胸焼けがするほど濃厚な存在感を押し付けてくる古舘伊知郎キャスターの隣で、いつも番組に爽やかな風を送り続けているサブキャスターの市川寛子アナだ。

普段から古舘のねちっこい視線にさらされ、小動物のように怯えながらも、シリアスなニュースを懸命に読んでいる市川アナ。それだけに、辛辣な表情は誰よりも板についている。未曾有の大惨事を、取ってつけたような硬い表情で伝えるそこらの女子アナとは、そもそもキャリアが違いすぎるのだ。また、自粛ムードで多くの女子アナが輝きを失う中、常日頃から衣装もメイクも地味な市川アナに限っては、逆に素材の良さがあらためて際立つ結果に。

背筋をピンと伸ばし、端正な顔立ちを時にゆがめながら、時に聖母のような微笑みを浮かべながら、落ち着いたトーンで原稿を読むその姿には、はかなくも凛とした美しさや、誰にも奪うことのできない上品で真摯な雰囲気があふれており、傷つき疲れ切った国民の心を癒やしてくれた。とりわけその神々しいまでに美しい横顔は、震災後、民放テレビから得られた唯一の救いだったかもしれない。

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