『クレヨンしんちゃん』あの名作が誕生しなかった可能性も? 原恵一監督「モメました」と制作秘話を明かす

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10月25日(水)から11月3日(金・祝)にかけて開催される『第30回東京国際映画祭』。

映画祭の目玉企画のひとつとして、アニメーション特集『映画監督 原恵一の世界』の開催が決定している原恵一監督は、9月26日(火)に都内で行われたラインアップ発表会に登壇。自身が監督・脚本を務めた『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』(2002年)の裏話を明かした。

『クレヨンしんちゃん』あの名作が誕生しなかった可能性も? 原恵一監督「モメました」と制作秘話を明かす

『戦国大合戦』について、司会者から「子ども向けアニメなのに、主要キャラクターが死んでいくという衝撃的な展開を含んでいますが、その狙いは?」と問われた原監督は、「(前年に制作した)『オトナ帝国の逆襲』で僕の中で大きな変化があり、その次の作品だったので、ファミリー向けの映画とはいえ、見た人の心に深く残るような展開にしたいと思いました」と説明。間髪入れず、「まぁ、でも大反対されました。偉い人たちから。映画会社じゃないですよ。テレビ局とか代理店とか。モメました。本当に」と付け加えた。

最終的には原作者の臼井儀人氏にプロットを読んでもらった結果、原監督の案で制作が決まったとのこと。

「僕らの世代が子どもの頃に見ていたマンガやアニメ、特撮モノというのは、最後に主人公が死ぬ展開が多かったんですよね。そういうものに凄く影響を受けて自分も作る側になったんですけど、いつの頃からか、子どもにショックを与えないものをテレビ局とかが求めるようになって。僕らは子どもの頃にそういうものを見たけど、別にひねくれて育たなかったし、そのショックは凄くいいショックとして心に残っているので……」と、原監督の作家性を思わせるエピソードを語った。


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