体験者が語る、アルコール依存症の恐怖(致知出版社)

体験者が語る、アルコール依存症の恐怖(致知出版社)

今回は『致知出版社』ブログからご寄稿いただきました。

■体験者が語る、アルコール依存症の恐怖(致知出版社)
体験者が語る、アルコール依存症の恐怖(致知出版社)

お酒を飲む量や時間などを自分でコントロールできなくなるアルコール依存症に苦しむ方は、全国に100万人以上いるといわれます。自分自身、また大切な家族や友人がアルコール依存症になった時、どうしたらよいのか。自らもアルコール依存症により人生のどん底を体験し、そこから立ち直られた堺市泉北断酒会会長・松井直樹さんの体験談に学びます。

■アルコール依存症患者109万人

(松井)
お酒を飲む量や時間を自分の意志でコントロールできなくなるアルコール依存症。この病気の恐いところは、自分がアルコール依存症であることに気がつかず、家族や周囲の人も単に酒癖の悪い人だと見なしてしまい、治療が遅れてしまうということです。
 
事実、内閣府の発表によれば、アルコール依存症患者は約109万人いるとされていますが、その中で専門的な治療を受けている人は5万人にも満たないとされています。
 
そのうちに、酒のために仕事ができなくなり無断欠勤が続いて会社をクビになる。そして最悪の場合には自殺に至る事例も多くあるのです。
 
私が会長を務める大阪府の堺市泉北断酒連合会(以下断酒会)では、行政・医療と連携しながら、40年以上にわたりアルコール依存症に関わる様々な啓発活動に取り組んできました。その活動の命綱となるのが、保健センターの会議室で行う「断酒例会」です。
 
飲酒して周囲に迷惑を掛けることを「酒害」と呼びますが、断酒例会では各々の酒害体験を語り合います。それにより、自身の辛い過去を忘れないこと、また、「自分だけではなかった」と孤独感が和らぎ、仲間意識が芽生えることで酒を断っていくのです。
 
とはいえ、断酒例会の2時間は命懸けの真剣勝負。断酒例会には、「ここで酒をやめられなかったら死ぬしかない」という方が大勢いらっしゃいます。実際、ある方は今年初めに例会の体験談の中で、「お酒がやめられない」と悲痛な表情で訴えた数日後、自ら命を絶ちました。ですから「例会で絶対酒を断つんだ」という覚悟と真剣さ、緊張感のある雰囲気づくりに努めるのが会長である私の使命です。


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