『ゴーストランドの惨劇』パスカル・ロジェ監督インタビュー 「僕が目指しているのは“あなたの心を揺さぶる”ホラー映画」

『ゴーストランドの惨劇』パスカル・ロジェ監督インタビュー 「僕が目指しているのは“あなたの心を揺さぶる”ホラー映画」

本作の主人公は、正反対の性格を持つ双子の姉妹。奔放でイマドキな姉のヴェラに対し、妹のベスはラヴクラフトを崇拝する小説家志望の内気な少女だ。自身もトビー・フーパーやダリオ・アルジェントなど伝説的なホラー映画監督を崇拝しているというロジェ監督は、ベスのキャラクターに自分自身を投影していたという。

ロジェ監督「ベスのパーソナリティはかなり自分に近いです。もうほとんど“14歳のころの僕”ですよ。ベスにおけるヴェラのように、僕にも性格が正反対の兄がいます。兄のことは愛しているけれども、本当に真逆。兄は地に足がついていて、芸術も信じないしイマジネーションも信じない、バリバリ現実を生きているタイプ。僕のほうは逆に「リアリティ? なにそれ?」って感じで、子供の時から夢や空想を広げているタイプだった。そういった自分の兄弟関係が、この物語のスターティングポイントとしてぴったりとハマったんです」

『ゴーストランドの惨劇』パスカル・ロジェ監督インタビュー 「僕が目指しているのは“あなたの心を揺さぶる”ホラー映画」

双子の姉妹と母親が越してきた新居に暴漢が押し入ったことで、恐ろしい物語が幕を開ける。母親は娘を守るために決死の想いで暴漢を殺害。ベスは事件以降、家を出て小説家になる夢を叶えていたが、一方でヴェラは精神を病み、家に残って母と暮らしていた。物語は大人になった姉妹を軸に、更なる恐ろしい展開を迎えるのだ。

様々なトリックと伏線が仕掛けられており、目を覆いたくなるようなおぞましい恐怖描写がありながらも、必ず“2度観たくなる”作りになっている本作。『マーターズ』や『トールマン』でもそうだったように、映画の中でこれまでの物語の見え方がまるっと変わるツイストのある構成が、ロジェ監督の特徴とも思える。


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