「現場に行かないと何が起こっているのかわからないのが戦争」7年間アフリカを撮り続けた写真家・亀山亮氏にきく(前編)

それでも、アフリカを撮り続けた7年間で現像したフィルムは背丈ぐらいの棚一本分ほどあります。

2005年ごろからは普段撮影していた35ミリのフォーマットに加え、6×6のスクエアフォーマットで撮影するようになりました。
画角を変えたきっかけは、35ミリのファインダーを覗いてもなんだかデジャヴ感があって、わくわくしなくなったから。

●失明

2000年のパレスチナで左目を失明しました。

イスラエルが占領しているパレスチナ自治区ラマラの前線で撮影中のことでした。第二次住民蜂起が起きてすぐに、現地に行きました。
イスラエル兵に抵抗するパレスチナの子供たちと、ガス弾の軌跡を同じフレームに入れたくなり立ち上がって撮影していたら、イスラエル兵が撃ち込んだゴム弾を被弾しました。一瞬気を失って次の瞬間は痛みにのたうちまわっていました。

その日はとてもよく晴れていて、催涙弾の白い煙が青い空を切るように飛んでいった光景をすごく覚えています。

失明するまでは左目が利き目で、ファインダーも左目で覗いていたんですが、まぶたの縫合手術を終えて、鏡で自分の腫れ上がった顔を見たら、もう左目では二度とものを見ることはないだろうと悟りました。

右目しか見えない状態に慣れるまでは、道をまっすぐ歩けなかったり、遠近感をとらえることに苦労して、コンビニに行ってもお釣りをもらうときにうまく受け取れなかったりしました。

利き目が左から右になり、視野角も狭くなりましたが、それによって自分の写真がどう変わったかっていうのは、自分ではあまりわからないですね。

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