差別はネットの娯楽なのか(2)――外国人女性タレント・フィフィ「在日外国人の生活保護受給はおかしい」「なぜ愛する母国に帰らないのか?」

生まれ育った国と国籍が違う人間が、今現在営んでいる生活を捨てて、どこかに「帰る」ということは、事実上は不可能だ。無理なことを分かっていて「帰れ」ということは、自分が気に食わない他者や外国人を黙らせるためのものでしかない。

差別とは、この社会から疎外することでもある。だから、「帰れ」は究極の差別用語だろう。差別とは、相手の心を殺すこと。だから、「帰れ」は「死ね」と云っている様なものでもあると思う。

そして、彼女は朝鮮学校の無償化除外問題についても語っているが、その認識に著しい誤認がある。不幸なことに、現実の世界ではそれを彼女にきちんと指摘する人物はいないようだ。また、ネット上での指摘にも耳を傾けずにいる。

※朝鮮学校の無償化除外問題については、彼女の一連のツイートと『朝鮮学校「無償化」除外問題Q&A 金明秀 - SYNODOS JOURNAL(シノドス・ジャーナル) - 朝日新聞社(WEBRONZA)』 http://webronza.asahi.com/synodos/2012051100001.html
を比較してみるといいと思う。

彼女の間違った知識は、ヘイトを発する者たちに利用される。これは昨夏に韓流やフジテレビを批判して話題になった高岡蒼佑さん、排外主義者に担ぎあげられて有頂天になっている片山さつきさんにも同じことが言える。

生活保護問題が外国人でも受給できるのは、在日の1世、2世たち先人がその権利を勝ち取ってきたからだ。社会の最後のセーフティネットからこぼれおちてしまうことの苦痛を、私たちは誰よりも知っている。

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