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どうもライター丸野裕行です。
去る2020年10月19日、兵庫県宝塚市立の中学校で、柔道部顧問の男が男子生徒2人に重軽傷を負わせ、傷害容疑で逮捕されました。
調べによると、9月25日午後4時半ごろに、体育館の武道場で柔道部OBが差し入れたアイスを食べたという1年生2人に対し、この顧問が稽古と称し暴力をふるいはじめたとのこと。柔道初心者だった1人に10回以上の投げ技をかけて背骨を折り、絞め技で失神させ、馬乗りになって平手打ちで目覚めさせたそうです。

その後、その部員は必死で逃げだし、仮入部中のもう1人の部員もまた寝技をかけられ軽傷を負いました。
午後5時すぎ、この顧問は逃げた部員を複数の教職員とともに探しましたが、保護者がその体罰の真相を知ってしまったことにより、警察による異例の対処になったそうです。学校側や市の教育委員会は、これまでこの顧問による体罰に関して3回も処分をしておきながらも、結果的にこのような事態に及んでしまいました。

日大アメフト部の問題以降、相撲や体操、ボクシングなど、スポーツ界の現場でパワハラや体罰問題が次々に浮上したのも最近の話です。
■なぜ体育系の教師には体罰系の不祥事が多いのか筆者自身が思い浮かべる体育教師のイメージも、「なぜか高圧的で、運動ができなければダメという考え方」「押しつけが強い」というものです。
そんな教師ばかりではないとは思いつつも、ネットの掲示板では「本気で体育が嫌い」「体育教師が嫌い」というトピックスが立っているのをいくつも見かけたことがありましたので、同じように思っている人が一定数居るのだとも思います。