吉田さんはゲーム大好きって部分と、マーケティングとかビジネスモデルをどうするかって両方を突っ走っているじゃないですか。そこをちゃんと両立できる人って珍しいと思うんですけどね。
吉田:
うーん…、そこは分からないですね。あまり比較しない方なので。でもやっぱりソーシャルだけで突っ走っている人に勝てるとは思っていないですし、ただ本質だけ教えてもらいたいって部分はあるので。そこから先は方針を決めてしまえば、作るプロはいるので「お願いします」でいいと思っています。
ひろゆき:
知り合いにそういったプロが多いってことですか?
吉田:
そうですね、気が付いたら仲良くさせてもらっていたり。社内にもスペシャリストはいるので、そこと話していったり。ただ、プレイしている人に聞く機会の方が圧倒的に多いですね。「ここにきっとゲーム仕様か課金導線か、トリックあるから掘ってきて」と話をします。でも僕も下積みが長くて、ゲーム業界に入る前におもちゃ屋でずっとゲームを売るバイトをしていたので「買ってくれるお客さんがどうやって財布を開くか?」とか「どんな人がこのゲームを買うのか?」とかは高校時代からあったので。わりと今でもそれを引きずっている気持ちは何となくありますね、バイトなのにゲームソフトの仕入れもやっていたので。
■高校時代からマーケティングに触れていた
吉田:
おもちゃの仕入れでスーパーファミコンの『真・女神転生』を60本入れて、3本しか売れなかったんですよ(注:当時のゲームはめちゃくちゃ売れたのです)。