
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は、アメリカ・中南米・東アジア・ヨーロッパ・アフリカ・オーストラリアの6地区の精鋭たる野球選手たちが、地球最強のプロ野球チームになるべく闘いを繰り広げる世界規模のスポーツの祭典である。当たり前だが、日本人は日本代表選手を応援するし、韓国人は韓国、キューバ人はキューバを応援する。3月23日に開催された日本対アメリカも、多くの日本人が日本代表の勝利に歓喜したことだろう。
しかし! アメリカ人なのに日本を応援している人が多くいるのをご存じだろうか。場合によっては、韓国を応援したり、キューバを応援することもあるという。アメリカ人はアメリカを応援するものと思っていたが……。取材班は、アメリカ人なのに日本を応援するという人たちが集まる、浅草のとある “場” に行き、彼らを取材することができた! いったいどうして日本を応援するのか!?
取材班は、3月22日の午前10時、場所を明かさないということで浅草のとある “場” に行ってみた。すると、日本を長期で観光旅行しているというアメリカ人たちが20~25人ほどテレビの前に集まっており、WBCの日本対アメリカを観戦している。しかし! 応援しているのはアメリカではなく、「イッチロー! イーチーロー!」と、どうやら日本のようす。日本人として日本を応援してねらえるのはうれしいが、どうしてアメリカを応援しないのか!? 日本語を話せるアメリカ人を通してお話をうかがった。