6万頭のレイヨウ、4日間で大量死。一体何があったのか?

6万頭のレイヨウ、4日間で大量死。一体何があったのか?


絶滅してしまうのかどうか、この謎に鍵があるのかも知れません。

今年の6月、カザフスタンにて絶滅危機にあるサイガレイヨウが6万頭死亡しました。レイヨウの群れを研究する為に降り立った獣医師達には相当なショックだったのでしょうが、今彼らはこのアガサ・クリスティも唸らせる謎の解明に挑んでおり、大量死の犯人の特定を急いでいます。

Live Scienceの記事によると、その犯人とは無害な腸内細菌だそうです。4日間に及ぶ大量死の後、現地の医師達は環境サンプルを採集し、剖検を行ないました。多岐にわたる分析の結果、パスツレラ(ともしかしたらクロストリジウム)が、動物の体内で出血を引き起こしたことが判明しています。

パスツレラはサイガレイヨウやその他の反芻動物によくみられる細菌で、動物の免疫系が弱っていない限りは害がありません。クロストリジウムの何種類かは病気の原因になりますが、遺伝子分析によると無害で一般的な種類しか検知されませんでした。

通常、無害な細菌がここまでの災害を引き起こしたということは、細菌に何かが起こったと考えられます。調査の主任であり野生動物の獣医でもあるStephen Zuther氏によると、1つの可能性としては極度に寒い冬と雨が多い春により、細菌が環境に幅広く蔓延してしまったからではないかとのことです。同時に群れ全体の抵抗力が、未だ不明な何らかの環境的な影響により弱まった可能性もあります。


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