ブルドッグの遺伝子多様性は限界に達している


ブルドッグの遺伝子多様性は限界に達している

Photo: Av3553/Wikimedia Commons


「遺伝子操作による健康状態の改善は、その品種に十分な多様性が存在することが前提となる」と、Pedersenさん。「そうでなければほかの犬種と交配することで多様性を増加させるのだが、遺伝子の選択肢における柔軟性はもうほとんど残っていないことがわかった」とのこと。

数百年にわたって変化してきたブルドッグのゲノムですが、ここ数十年で特に顕著に変化しているのだとか。ブリーダーたちは残された僅かな多様性を全力でやりくりしているものの、ほとんどのブルドッグが同系交配の親から産まれています。

Pedersenさんは、問題のある突然変異を除くことは、さらに多様性を削ぐことになるため問題解決にならないといいます。レアな毛色を取り入れたり、体のサイズを小さくしたり、体のしわを増やしたりするような「変化」は解決策にならないことを強調しています。

アメリカから87匹、その他の国から15匹、合計102匹のブルドッグを対象に遺伝子を調査したPedersenさんのチーム。今回の調査ではこれらの犬と、深刻な健康問題を抱える37匹のブルドッグの遺伝子との比較が行なわれ、ブリーダーによる劣悪な環境下での大量繁殖が原因ではないこともはっきりしています。

ブルドッグの遺伝子多様性欠如の問題を解決するために活動を始めたスイスのブリーダーたちがいます。オールディ・イングリッシュ・ブルドッグスとの交配によって「コンチネンタル・ブルドッグ」を創り出そうという試みです。こうした異系交配はブルドッグの健康状態を改善する可能性があるとされるものの、これについてPedersenさんは懐疑的。純血種のブルドッグでないという理由で文句を言うブリーダーもなかにはいるのだとか。


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