「人間が経験しうる最悪の痛み」を専門家に聞いてみた

Image: Chelsea Beck(Gizmodo US)

※この記事は2019年1月21日に公開された記事の再掲載です。

人生痛いことだらけ…。

歯痛、腰痛、失恋、親はだんだん白髪になって死んじゃうし、人生のバーはどんどん下がっていくし、腹痛、鼻の痛み、発生源もわからない痛み、それやこれやをやり過ごしていっても、けっきょく最後は死ぬほどの痛みで死んでしまうんだもん。たまんないですよね。

なんの気休めにもならないけど、痛みの専門家と医師に「この世でもっとも恐ろしい痛み」を聞いてみました~。

David C. Yeomans准教授

スタンフォード大学医学部麻酔学・術中管理・疼痛医学科准教授

最悪の激痛。よく言われるのは、三叉神経痛というのですね。

三叉神経は頭と顔の痛みを司る神経。歯も、顔も、目も、まあ、なんでもいいけど、とにかく頭部の痛みはぜーんぶこの三叉路を通っていくんです。

人によっては血管が膨張とか肥大化して、この三叉神経をぐりぐり押してくるわけですね。 その痛みたるや、まあ、患者さんの言葉を借りると、顔面のすぐ隣に雷が落ちる感覚だといいます。長くは続きません。続いても2分かな。でも1日数百回起こる人もいます。ちょっとした刺激で。ひんやりした風が吹くとか。歯を磨くとか。ひげを剃るとか。そのたびに三叉神経痛の人は歯を磨く手を休めなきゃならない。だから虫歯になりやすくて、そっちも痛いんです。

痛みの世界ではよく10段階で痛みを評価してもらうのですけど、三叉神経痛の人は全員が全員、10を選びます。それがどれほどの痛みなのかは推して知るべし。

でも治療もできます。「tegratol」という、てんかんの薬なんだけど、これが効く人も多いです。少なくとも最初のうちは。ただこの薬、あんまりうれしくない副作用もあります。IQが下がってしまうんです。ボーッとなって、イライラしたり。

外科手術も2種類あって、最終的にはそこに行きつく人もいます。ひとつは頭蓋骨を開けて、神経と血管の間にちっちゃな枕を入れること。これで痛みはたちまち治まるんです。でも、50%ぐらいの人は再手術が必要になります。あとひとつは、局部への思い切り絞った定位放射線治療です。体内の奥の奥まで狙って照射します。よくあるのは頭の中。焼き付けてしまうようなイメージ。これで治る人もいますが、時間はかかります。

あとは出産の痛みが最悪ってよく言いますよね。でも両方経験した女性に言わせると、三叉神経痛はさらにひどいそうです。


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