時給数十円、タダ働きも横行。Amazonのクラウドソーシング「Mechanical Turk」の光と闇

Image: Angelica Alzona/Gizmodo US

手軽なお仕事のはずが、精神病みそうな作業もあり、最低賃金も保証されず…。

Amazonのクラウドソーシングプラットフォーム・Mechanical Turkは、画像の選別やデータ分類など、人工知能では(まだ)難しい作業を抱えた企業や組織と、そんな作業をやってもいいよという人をマッチングする仕組みです。たしかに人工知能がいくら賢くなったといっても、チワワとマフィンの区別もちゃんと付かないやつらなので、人間の判断を大量にデータ化して学習させるんです。テック企業や研究機関はそのためのデータをMechanical Turkを通じてたくさんの人に作ってもらうことで人工知能をさらに賢くし、人間は作業時間の分対価を得ます。作業はネットさえつながればいつでもどこでもできるので、フレキシブルな働き方ができ、一見良い話に見えます。

でも実際にMechanical Turkで作業する人たちからは、プラットフォームの課題を指摘する声が数多くあがっています。米Gizmodoが独自に実態調査した結果をDhruv Mehrotra氏が以下、まとめています。

Amazonのオンデマンドなマイクロタスクプラットフォーム・Mechanical Turk(以下MTurk)で作業する人たちは、切断された遺体や手術失敗のなまなましい動画、児童ポルノらしきものなどを作業中に目撃したと証言しています。ソーシャルセキュリティ番号など、個人情報の書き起こしを依頼されたという人もいます。作業の依頼者が匿名化された作業者に対し、下着の送付や足の写真の撮影、自身の性器の絵を描くことなどを要求したという証言もあります。人生でトラウマになった出来事を思い出して伝えるよう指示された人もいます。がんの告知や深刻なうつになったこと、愛する人の死といった体験を詳しく語らされ、その対価は1ドル(約110円)にも満たないことも多かったと言います。


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2020年2月7日の経済記事

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