フィリピンの格安航空会社(LCC)、セブ・パシフィック航空は、2026年6月から10月にかけて成田、中部、関西、福岡の国内4空港を発着する路線において、合計312便を欠航することを決定した。本サイトがフィリピン民間航空委員会(CAB)の最新公開資料および現地メディアの情報に基づき、5月13日時点の運航計画を精査したところ、当初8月までとされていた欠航期間が、需要の停滞と機材繰りの難航により10月下旬(夏季ダイヤ終了)まで延長されたことが判明した。


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 欠航の背景には、プラット・アンド・ホイットニー(P&W)社製エンジンの点検・不具合問題による機材不足がある。現在、同社保有機の約15%にあたる16機が地上待機を余儀なくされており、機材不足の解消は2028年以降になる見通しだ。また、中東情勢の緊迫化を背景とした航空燃料価格の高止まりを受け、不採算便の削減を前倒しで進める狙いもある。

 10月24日までの欠航詳細は以下の通り。

 ■成田発着

マニラ線(5054/5055便): 7月2日~9月29日の火・木・土曜日の計39便。

セブ線(5062/5063便): 6月2日~8月29日の火・木・土曜日の計39便。

セブ線(5064/5065便): 7月2日~10月24日の木・土曜日の計34便。

クラーク線(5068/5069便): 7月5日~9月27日の火・日曜日の計25便。

 ■中部発着

マニラ線(5038/5039便): 7月1日~10月23日の水・金・日曜日の計50便。

 ■関西発着

マニラ線(828/827便): 7月4日~10月24日の月・土曜日の計33便。

セブ線(5108/5109便): 6月4日~10月22日の月・水・木・土曜日の計56便(特定日を除く)。

 ■福岡発着

マニラ線(922/923便): 6月5日~26日の金曜日の4便、7月2日~10月22日の火・木・日曜日の計42便。


 航空燃料価格(シンガポール・ケロシン)は1バレルあたり180ドル付近で推移しており、フィリピン当局は5月1日付で燃油サーチャージを「レベル9」へさらに引き上げた。これにより、同社はさらなるコスト圧迫に直面している。

 予約客への対応として、同社は手数料無料の予約変更(30日以内)、全額払い戻し、または有効期限のない「トラベルファンド」への振替を継続している。特にトラベルファンドは、期限撤廃により将来的な旅行への柔軟な利用が可能となっており、利用者へ理解を求めている。
【編集:Eula】
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