【ミャンマー】シャン州政府が中国のダムにNO! 大型公共事業見直しへ

【ミャンマー】シャン州政府が中国のダムにNO! 大型公共事業見直しへ
前テイン・セイン政権で建設を休止したミッソンダム予定地(ミャンマー・カチン州ミッソン、写真撮影:北角裕樹)
 2016年7月13日、ミャンマー東部のシャン州で、中国が進めるダム水力発電などの大型プロジェクトの見直しが進んでいる。シャン州のソー・ニュン・ルイン財務計画大臣が、中国企業との合弁で進めるナウンパ水力発電所を例に挙げて、再検討を行うため事業を凍結すると明らかにした。英字紙ミャンマータイムズなどが報じた。

その他の写真:昨年の総選挙で圧勝した国民民主連盟(NLD)政権は大型事業の見直しを進める(2015年11月8日の総選挙でのヤンゴンの投票所の様子、写真撮影:北角裕樹)

 ナウンパ水力発電所は、シャン州のサルウィン川に計画されているもので、中国の中国水利とミャンマー側との合弁企業が手掛ける。1200メガワットの発電量の90%を中国に送電することになっているとされ、ミャンマー側から不満の声が上がっていた。

 同紙によると、ナウンパのほか、7つの水力発電や石炭火力発電所、ホテル開発など前政権で認可された大型事業が差し止められている。今後、情報公開を進めながら収益性などを再検討するという。同大臣は「国民の声は書類よりも重要だ」として、世論を重視する方針を示している。
 
 今春に政権の座についたアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相率いる国民民主連盟(NLD)政権は、シャン州など地方政府のトップを独自に任命。地方行政の主導権を握っている。NLD政権は、外国との不当な条件にある契約を見直す方針を示している。

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