【その他の写真:タイではギャンブルは禁止だが、ムエタイや闘鶏など一部のギャンブルは文化的な行動であると認められ、定められた会場では合法的に賭けができる。】
16歳の少年はかねてより実父に暴力を振るわれていたと主張しており、事件当日の今月22日夜、家出先の友人宅で16~17歳の少年ら3人と共謀し、実父殺害のために自宅に戻った。実父は闘鶏用の鶏を飼っており、それを盗むふりをして騒ぎを起こし実父を自宅外におびきよせ、3人で切りつけた。主犯の16歳少年は友人らそれぞれに2万バーツ(約6万5千円)を支払うと約束していた。
ガラシン県警は容疑者がすべて未成年者であることからすぐに身柄拘束ができず、裁判所で逮捕状の請求を行っている。現在、ガラシン県警の公安部が16歳の少年ら4人を監視下に置き、逮捕状が発行され次第逮捕する予定だ。
微笑みの国と呼ばれるタイだが、タイ人はかっとなると我を忘れて凶行におよぶケースが多い。その際は家族をも平気で殺めてしまうこともあるので、在住者、観光客は十分に注意しなければならない。
【執筆:高田胤臣】