2016年12月20日、タイを何度か旅行した人なら、写真のようなド派手なカラフルバスを見たことがあるだろう。大型の観光バスとして、タイ全国で見ることができる。
しかし、これに乗ったという人はあまり見かけない。鉄道よりもバス網が全国津々浦々にまで張り巡らされているタイをバスに乗って移動すれば、一度や二度は乗る機会がありそうにもかかわらずだ。

その他の写真:定番の観光バスは、カラフルでド派手

 実は、こうした類のバスはそのほとんどが工場などの送迎用して専属契約していることが多い。これに乗ったことがあるという日本人の知人も、通勤時に乗っていたそうだ。

 アユタヤ、チョンブリー、チャチュンサオと行った近郊の工業地域では、朝夕にこのバスが連なっている。多くの工場では、今やミャンマー人やラオス人も雇い入れるなど人手不足は常態化している。
そのため各社ともにこうしたバスによる送迎は欠かせないものにもなっている。

 バスの中には、大音響で音楽をかけていたり、カラオケが装備されているものある。さすがに通勤時にカラオケはしていないようだが、慰安旅行などでは行きも帰りも大音量で盛り上がっているようだ。

【記事:そむちゃい吉田】