宮塚利雄氏に聞く! 北朝鮮ICBM発射初成功と、今後の焦点

 2017年7月6日、北朝鮮は、4日ミサイル発射実験を実施、同日、日本時間の午後3時半から特別重大報道として、「ICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験に初めて成功した」と主張。それを受けてアメリは当初、ICBMではないとの見方を示していたが、訂正し、ICBMであることを認めた。

その他の写真:ICBMの軌道について図を使って解説(『聯合ニュース』より)

 北朝鮮のミサイル発射報道は、主に日本と韓国だけがとりわけ大きく報じている。4日の実験は、アメリカの独立記念日を意識して発射されており、後に金正恩党委員長が「アメリカの独立記念日へのプレゼントだ」と発言していることからもアメリカを強く念頭に置いたものであることが分かる。同時に、THAAD(終末高高度防衛ミサイル)配備を継続すること表明した韓国の文在寅大統領への警告の意味合いもありそうだ。
 
 今後の北朝鮮の動きについて、北朝鮮情勢に詳しい宮塚コリア研究所の宮塚利雄代表は「一連のミサイル実験は、今回成功したと主張するICBMを完成させるために飛ばしていました。1.アメリカ本土へ到達する飛行距離。2.弾頭部を保護する熱遮断技術。3.核弾頭の小型化。この3つを実現させ恐喝材料として、金体制の維持をアメリカへ容認させ、休戦状態の朝鮮戦争を平和条約へ移行させて戦争を終わらせようとしているのです。今回の火星14型で1と2は成功したと主張しているので、今後の焦点は、核の小型化へ向けての動きとなります」と話す。

 ICBM完成でミサイル発射実験は収束するかもしれないが、次の焦点は、核の小型化への重要なキーポイントとされる6回目の核実験を実施するかになってきそうだ。
【編集:中野 鷹】
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