【その他の写真:プラカノンで人気の「うま食堂」はボリュームが多く、若い人には満足の行く和食定食店。
プラカノンはスクムビット通りソイ71を中心した地域だが、行政区のプラカノン区は数キロほど離れた場所にあり、日本人とタイ人の間ではプラカノンというと違ったエリアを想像する。スクムビット通りソイ71はバンコクの下町であり、昔からタイ人の中流階層の住民が多かったことから、今も開発が進んでいない印象のあるエリアになる。
BTSプラカノン駅を中心にしたエリアが今、リトル東京の様相を呈してきている。かつては沖縄料理の「金城」や、しゃぶしゃぶの食べ放題店「秋吉」くらいしか和食店はなかったが、今は数軒の居酒屋、日本の中古製品の販売店が数軒並ぶなど、日本関連の店が多い。この地域が人気になっているのは人種を問わず、ほかにもパブレストランや韓国料理店など国際色豊かなバリエーションが見られる。
人気の理由のひとつに賃貸物件の安さと立地条件がある。
ただ、懸念もある。不動産関係者に聞くと、このリトル東京化しているソイ71の入り口近辺は、飲食店の家賃相場が半年で3倍以上に跳ね上がっているとのことだ。
【編集:高田胤臣】