【その他の写真:パタヤ日本人会贈呈式でファザーレイ孤児院での贈呈式】
23日の式典は、バンコクのクロントイ地区にあるチュムチョン地域開発学校で行われ、同じ地域内の幼稚園とNGO団体シーカーアジアの子ども達に運動靴や文房具などが贈られた。
贈呈を受けた団体を代表したチュムチョン地域開発学校のアラヤー先生は、「今タイは、アセアンのリーダーとして先進国の仲間入りを果たそうとしています。しかし、その足元には、様々な事情から日々の暮らしに不自由を強いられている家族とその子ども達が、まだまだたくさんいます。こうした形の寄付は、直接子ども達に届ける事もでき、とても喜んでくれます。子ども達にとって、日本は憧れの国。多くのタイ人が気楽に旅行できる時代ですが、この子ども達には夢の世界でもあります。
また、SBの小川 喜功理事長は式典の直後に次のように話した。「12年前からコツコツと日本のボランティアの方々に支援をいただきながら、フィリピン、ミャンマー、ベトナムへ寄贈してきました。今回、こうしてタイの子ども達の笑顔を見る事ができた事は、日本のボランティアの皆さん、現地でご尽力いただいたタイの日系企業と多くの皆様のご協力の賜物です。この活動を通してこれからも一人でも多くの子どもに笑顔なってもらいたいです」
今回、SB から寄贈された運動靴や文房具は、Kラインコンテナサービス(タイランド)社が日本からタイへの輸出入業務を社会貢献の一端として全面協力したほか、多くの日本企業と在住日本人らが協力。
各式典の最後には、タイ人ゲスト歌手によるパフォーマンスも披露され、特にバンコクでは式典に参加した子ども達も大喜びしていた。
佐藤誠一副理事長は、子ども達の喜ぶ様子を見ながら「今回をスタートにほかの国と同じように、タイにも定期的に支援を送りたいですね」と話した。
SB Heart Stationでは、今後も日本国内での支援やボランティアを募り、より多くの子ども達に届けたいとの事。
タイでは、こうした民間による助け合いが幅広く行われている。
【取材/写真:そむちゃい吉田】