【コラム】5年のうちに「この牙を」向けていれば…韓国
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ミサイルイメージ 
 2022年3月24日午後2時33分頃(日本時間)、北朝鮮は弾道ミサイルを発射した。ミサイルは約71分間飛び、北海道の渡島半島の西方沖150kmの日本の排他的水域内の日本海に落下した。渡島半島は、津軽海峡を隔ててそれぞれ津軽半島や下北半島とも向き合う。つまり、もうちょっと飛んだら、北海道か青森県に落下していた可能性もある。ウクライナ問題で世界中が「戦う」ことに敏感になっている今、なぜ飛ばしたのか。命中させず、途中で落下させることは実は技術不足ではなく、狙ってではないのか。

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 これに関して、日本政府とほぼ同じ時刻、韓国の文在寅大統領も糾弾の声を上げている。親北派の文大統領にしてはとても珍しい行為。「金正恩国務委員長が国際社会に対して約束したICBM発射猶予を破棄した」と激しい物言いだった。

 朝鮮半島と周辺地域、国際社会に脅威をもたらした北朝鮮のICBM発射は、国連安全保障理事会決議違反だ、とも語気を荒げる。緊張を高める行為自体直ちに中止しなければならないこと。対話を通した外交的解決策により早く取り組まねばならないと続けた。

 文大統領の任期は、あと40数日。今まで5年近い時間があった。北朝鮮のための国家予算を計上し、ことあるごとに仲良くしようと持ち掛けては、北朝鮮に「余計なお節介だ」と足蹴にされ蔑まれ、罵倒されかつ無視されてきた。公的には「北朝鮮のやっていることはダメですよ」的な批判はしたが、北朝鮮に関しては常に温和でどこの大統領なのわからない人とも言われた。