【その他の写真:終了後は、タイ料理屋バンコクカフェーでも即席演奏して支援を呼びかけ クラウドファンディングへの支援はコチラから https://readyfor.jp/projects/74408】
ライブ配信も行われた演奏には、近くで開店9周年を迎えるというタイ料理店バンコクカフェ(浜松市板屋町)の応援もあった。そして、路上ライブの後には、応援に来てくれたタイ料理店バンコクカフェでも即席演奏が行われ、集まったご近所からの支援金も寄せられた。店主のウサ・オガタさんは、「日本に住むタイ人として、少しでも役に立ちたいとお手伝いしました。日本の皆様が、タイの子ども達を支援して下さる事にとても感謝しています。」と話してくれた。
ライブを通して、ボーカルのリョウコは次のように話してくれた。「今年2月、私たちバス★ロビがフィリピンに靴の手渡しに行った際、子供たちに「ありがとう」と言われました。子ども達には「ありがとう」以外に返す最適な言葉は見つかりませんでした。こんな気持ちにしてくれてありがとう。と、心の底から思いました。
世界には、靴が無い事で夢に挑戦することを断念しなくてはならない子供たちがいます。物に溢れた日本人には想像できないことを、靴を、気持ちを送(贈)ることで自分たちがどんな環境にいるかということを知り、どんな環境の人がいるのかということを知り、それぞれの価値観で他を尊重し、尊敬しながら生きていくことの大切さを教わりました。
"人のために"と自身の意思で何かをした、その先の気持ちを是非感じて欲しい。
バス★ロビは、2009年に結成され、2012年にメジャーデビュー。リョーコ(vo)とユウジ(G)の二人組ユニット。ポップでキャッチーな曲で人気。クラファンの主宰団体SB.ハートステーションにテーマソングを提供しているほか、タイで放送されていた旅番組「Tadaima」の主題歌も歌っている。
子ども達の未来を憂う人、タイが好きな人、タイと日本に恩返ししたい人。人それぞれの想いと力を寄せ合って、タイの山岳部に暮らす子ども達に靴を届けようという活動は、ゆっくりと、しかし、着実に拡がっている。期限内に目標金額に達すれば、それが終わりではなく、そこから子ども達に未来への足がかりとなるべき靴を届けられる。その足がかりを活かしてどのように羽ばたいてくれるのか。履き古した一足の靴が、山奥の子どもにとってかけがえのない一歩を踏み出す大切な一足になるのかも知れない。
そして、できることを、できる範囲で。そんな事を積み重ねて、一人ではできない事ができる。ボランティアや支援活動は、大袈裟なことでは無く、小さな事でも大きな夢に繋ぐ力を秘めている。
取材協力:佐々木傑人
【編集:そむちゃい吉田】