2024年10月、ヤマハのフィリピン販売子会社、ヤマハ・ミュージック・フィリピンは、フィリピンミンダナオ島・ダバオ市教育局と音楽教育に関する協力の覚書を締結した。署名式は浜松市とダバオ市の都市間連携協力の一環として行われ、ダバオ市教育局学校教育局長のReynante A. Solitario氏とヤマハ・ミュージック・フィリピン社長の尾上浩一朗が調印した。


その他の写真:調印式

 この覚書の締結により、ダバオ市内の3つの公立小学校の第5年生の音楽授業で、リコーダーを用いた音楽教育の試験導入が支援される。ヤマハは、公教育における音楽と楽器を使った活動の普及を目指す「スクールプロジェクト」の一環として、日本型音楽教育の知見を活かした教員研修を行い、年内の授業開始を目指す。この協力を通じて、ダバオ市における教育の質の向上に貢献する。

 ヤマハは2015年から新興国を中心に「スクールプロジェクト」を展開しており、これまでにマレーシア、インドネシア、ベトナム、インド、ブラジル、アラブ首長国連邦、エジプト、コロンビアの8か国で累計422万人(2024年9月末)の子どもたちに音楽・楽器演奏の機会を提供してきた。 

 ダバオ市では、毎年カダヤン祭りが行われ、完成度の高い子ども達のダンスパフォーマンス大会も行われている。また、フィリピンはホームカラオケも盛んで、音楽を楽しむ人々が多い国だ。
【編集:af】
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