
■親や夫の社会的地位に応じた外見美
前回の記事で、国家レベルで男女の性別役割分担(ジェンダーロール)を決めた明治維新から男性が化粧をしなくなった歴史を紹介し、背景には「勤労のために装飾は不要」との考え方があったことを説明した。
女性が化粧をしなければならない理由にも、この役割分担が影響しているのだろうか。
石田さんは「お察しの通りです。男女の役割分担に応じて外見表現も分けられ、女性は勤労(お金を稼ぐ労働)以外の部分を担うことになりました」と述べる。
そして「財力のある男性に養われる女性は、そうした親や夫の社会的地位に応じたそれにふさわしい品格ある外見表現が求められるようになりました」(石田さん)。この外見表現に化粧も含まれるのだ。
やがて「トロフィーワイフ、玉の輿をめざして自己研鑽に励み、服装や化粧といった外見美を熱心に磨く人も出てきました」と石田さん。財力のある男性の“ステイタスシンボル”として選んでもらえるよう努力する女性たちが現れるのも自然の成り行きだったのだろう。
「化粧はマナー」が理解できない。どうして男性は汚い面で歩いているのに女性は素顔を隠さなければならないのか。美しくありたいと思う女性は尊敬している。しかし私は美しくなりたくないから化粧はしない。
化粧なんてしたい人だけすればいいと思う。アトピーとか肌が弱い人もTPOだ何だって化粧を強要されて皮膚炎が酷くなったらどうするつもりだ!そうなったらこの記事書いた人を訴えてもいいよね
世界中旅して気がつくのは日本人女性の厚化粧、もう少し自然体でいいと思う。皆してるから自分もしなくては、みたいなプレッシャーとグループ精神かな。