夏の夜空を彩る、美しい花火。

家族や恋人、友人など、自分にとって大切な人と一緒に花火を見れば、素敵な夏の思い出が、胸に刻まれることでしょう。

花火を撮った写真家が『涙腺崩壊』したワケ

2024年8月10日、岐阜県岐阜市で開催された『ぎふ長良川花火大会』の花火を撮影しようとした、写真家の伊藤達紀(@ta2funk)さん。

よくある花火の写真とは、少し違った視点の作品を生み出すために、マニアックな撮影場所を探していましたが、うまく撮れなかったといいます。

いい撮影スポットがないか、探し回っていた時、1人の高齢女性と出会いました。

女性は、住宅街から少しだけ覗く花火を見に、外に出たのでしょう。手には、家族の写真を持っていたそうです。

その姿を見て、心が動いた伊藤さん。強い気持ちを込めて、シャッターを切りました。

花火を見るおばあちゃん 手に持っていたのは…「涙腺崩壊した」「心を揺さぶられる」
@ta2funkさんの作品

夜空に浮かび上がる、華やかな花火を見つめる女性。

顔は見えずとも、後ろ姿だけで、いろいろな想いを胸に抱きながら、花火を見ていることが伝わってきます。

伊藤さんは、シャッターを切りながら、涙があふれ出てしまったとか。

完成した作品には、Xで10万件近い『いいね』が寄せられ、多くの人の心を打ちました。

・心が動く1枚。

どんな思いで花火を見ているのか、考えただけで泣けてくる。

・胸が締め付けられる。素敵な写真ですね。

・どんなにきれいに撮れた花火よりもグッとくる1枚。

・切ないけれど、美しい写真。号泣してしまった。

なお、伊藤さんは、完成した写真を女性に直接プレゼントしに行ったとか。

女性はとても喜んでいたようで、SNSへの掲載なども快く許可してくれたといいます。

あなたはこの1枚を見て、何を思いましたか。

花火と一緒に、女性の『大切な人への想い』まで写し出した伊藤さんの作品は、大勢の心を揺さぶったようです。

[文・構成/grape編集部]

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