ステンレス製のアイテムは、キッチングッズなどに多く見られますよね。
錆びにくい素材として知られていますが、状況や環境によっては錆が発生してしまう可能性があることを知っていますか。
アクティア株式会社が運営する、家事の宅配サービス『カジタク』のウェブサイトでは、錆が発生する原因を紹介しています。
ステンレスの錆の多くは『もらい錆』が原因

※写真はイメージ
ステンレスは、鉄にクロムやニッケルを10.5%以上混ぜた合金です。
表面には保護膜があり、傷が付いてもすぐにまた保護膜が形成されるので、錆びにくいといわれています。
しかし、『もらい錆』には注意が必要です。
ステンレス自体から錆がでることは少なく、ステンレスが錆る大半の原因は、もらい錆です。もらい錆とは、ステンレス以外のものから錆をもらってしまうことです。
カジタク ーより引用
ステンレスの表面に酸性やアルカリ性の物が長時間付着すると、保護膜の形成が妨げられ、結果的に錆びてしまうことも少なくありません。
例えば、ステンレスの上に鉄製のフライパンや缶を長く放置していると、茶色い錆ができることがあります。
これは、ステンレス自体が錆びたのではなく、ほかの金属から移った『もらい錆』です。
また、キッチンなどの水回りでは『赤錆』が発生することも。これは、水道水に含まれる鉄分が原因で生じる錆で、金属を腐食させかねません。
赤錆を見つけた時は、早めに対処しましょう。
さらに、『塩素』による錆にも注意が必要です。
錆の落とし方

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付いたばかりの錆は、水を含ませたメラミンスポンジで優しくこするだけで落とせる場合があります。
落ちない時は、錆の部分に『重曹』を振りかけてから、メラミンスポンジでこすってみましょう。
『クエン酸』を加えるとより効果的です。水と『クエン酸』を1対1の割合になるように溶かして『クエン酸水』を作り、『重曹』の上に吹きかけてください。
発泡して錆が浮きやすくなりますよ。
赤錆には、『クエン酸』を使いましょう。雑巾やキッチンペーパーにクエン酸水を含ませ、錆の部分にかぶせたらひと晩置きます。
時間が経ったらスポンジで優しくこすり、水で洗い流して水気を拭き取れば完了です。
ステンレスは、しっかりお手入れをすれば美しい状態を保てます。錆が酷くなる前に適切な方法で対処しましょう。
[文・構成/grape編集部]