~中小工場のIoT化最前線:3~稼働状況も職員の体調も見える化!



 このように、武州工業の事例では、すべてがとても整然と繋がっている。この中のある段階一つでも、テクノロジー導入で成功することが出来れば、企業の恩恵は大きなものになる。整然とした繋がり、矛盾のなさ、スムーズさこそが、武州工業が成功を収めている最大の秘訣なのだろう。

 ただ、拙速にテクノロジーを導入することが正しいとも言い切れない。ミニマムなシステムで充分のはずが、大規模なシステムを導入して持て余すなど、拙速なITシステムの導入が空回りに終わった事例は、枚挙に暇がない。目標・目的と、そのために必要な部分への着目。それを充分に見極めてからでないと、空回りになってしまう恐れがある。

 これらは、IT事業者という見地からも考えるべきポイントとなるだろう。IoTをどのように自社の事業に活用すれば分からない中小企業は多い。そうした企業側の悩みに寄り添い、その業種に、業務になにが必要なのかを、丹念にすくい上げていく必要があるということだ。

 武州工業が成功している理由のひとつに、BIMMSをはじめとするシステムを、すべて内製していることがある。IT技術者を内部に置いているからこそ、製造の現場を知った技術者が、必要なものを理解した上でシステム開発に取り組むことができている。同業者のみならず、IT事業者の目線で見ても、武州工業の事例はたいへんに示唆に富んでいる。


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